カテゴリー: 外壁塗装

  • 外壁塗装の費用100万円の内訳|足場・シーリング・3回塗り、何にいくらかかるかを一級塗装技能士が解説

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    「外壁塗装って、なんで100万円もするの?」「塗料代なんて、そんなにしないでしょ?」「見積書を見ても、どこにお金がかかっているのか分からない」

    外壁塗装の見積もりを初めて見た方は、ほぼ全員がこう感じます。実際、一般的な2階建てのお家で税込100〜130万円くらいが相場です。決して安い買い物ではありません。

    ただ、この100万円は「塗料代」ではありません。足場・洗浄・養生・シーリング・下地補修・3回の塗装・付帯部・諸経費と、10前後の項目の積み重ねです。この記事では、その内訳を一つずつ、金額の目安つきで説明します。読み終わるころには、手元の見積書のどこを見ればいいかが分かるはずです。

    この記事の内容

    1. 100万円の中身をざっくり:何に何割かかっているか
    2. 項目ごとの内訳と金額の目安
    3. 金額を一番左右するのは「塗料のグレード」と「面積」
    4. 見積書に「一式」が多いと危ない理由
    5. 高くなる家・安くなる家
    6. 正しい安くし方と、やってはいけない削り方
    7. まとめ

    1. 100万円の中身をざっくり:何に何割かかっているか

    まず全体像です。細かい項目に入る前に、「だいたい何にどれくらい」を押さえておくと、見積書が読みやすくなります。

    かたまり 割合の目安 中身
    塗装工事(3回塗り) 約40% 下塗り・中塗り・上塗りの手間と塗料代
    足場 約20% 組立・解体・メッシュシート
    シーリング・下地補修 約15% 目地・窓まわりの打ち替え、ひび割れの補修
    付帯部の塗装 約10% 雨樋・破風・軒天・雨戸・水切りなど
    高圧洗浄・養生 約5% 汚れ落としと、塗らない所を守るビニール張り
    諸経費 約5〜10% 廃材処分・運搬・保険・駐車場など

    意外に思われるのは、塗料そのものの材料代は全体の2割前後だという点です。残りは「人の手間」と「安全に、きれいに塗るための準備」です。だから「塗料代なんてそんなにしない」は正しくて、それでも100万円かかるのです。

    2. 項目ごとの内訳と金額の目安

    ここからが本題です。一般的な2階建て・延床30坪前後・外壁面積150㎡くらいのお家を例に、項目ごとの目安を出します。お家の大きさ・傷み具合・塗料で上下するので、あくまで「だいたいこの辺」として見てください。

    項目 単価の目安 例の家では ポイント
    仮設足場 700〜1,000円/㎡ 18〜25万円 足場面積(外周+8m)×高さ で計算。㎡数が書いてあるか
    高圧洗浄 150〜300円/㎡ 2〜4万円 チョーキングの粉・コケを落とす。ここを省くと塗料がくっつかない
    養生 一式 3〜5万円 3〜5万円 窓・床・車・植木をビニールで守る。仕上がりの境目のきれいさはここで決まる
    シーリング打ち替え 800〜1,200円/m 10〜18万円 サイディングの目地・窓まわり。「打ち替え」か「増し打ち」かで単価が違う
    下地補修 傷みによる 1〜5万円 ひび割れ、欠け、浮きの補修。現地調査でどこまでやるか決める
    下塗り 600〜900円/㎡ 9〜13万円 外壁と上塗りをくっつける。下塗り材の商品名が書いてあるか
    中塗り+上塗り 1,800〜5,000円/㎡
    (塗料で変わる)
    27〜45万円 2回分の金額。上塗り塗料の商品名が書いてあるか。次の項目で詳しく
    付帯部塗装 部位ごとにm・㎡単価 8〜15万円 雨樋・破風・軒天・雨戸・水切り・シャッターボックスなど。抜けている部位がないか
    諸経費 総額の5〜10% 5〜10万円 廃材処分・運搬・保険・駐車場代。何が入っているか聞いていい
    合計(税込) 約100〜130万円 外壁のみ。屋根を同時にやる場合は別途

    見てほしいのは、「塗装」が下塗りと中塗り・上塗りの2行に分かれていることです。この2つは使う塗料が違うので、まともな見積書なら別の行になります。「塗装工事一式」と1行にまとまっている見積書は、何を何回塗るのかが分かりません。

    現場からの本音

    相見積もりで「A社は90万、B社は120万」と差が出たとき、単価の差だと思う方が多いですが、実際に見比べると面積(数量)が違うことがよくあります。同じ家なら、外壁の面積は誰が測っても大きくは変わらないはずです。安いほうの見積書の㎡数が明らかに少なければ、それは安いのではなく「塗る所が少ない」だけです。

    3. 金額を一番左右するのは「塗料のグレード」と「面積」

    内訳の中で、お客様が選べて、しかも金額が大きく動くのが上塗り塗料のグレードです。同じ150㎡の家でも、塗料で20〜30万円変わります。

    グレード 中塗り+上塗りの単価目安 もつ年数の目安 向いている人
    シリコン 1,800〜2,500円/㎡ 10〜13年 費用を抑えたい。10年後にまた塗る前提
    ラジカル制御 2,200〜3,000円/㎡ 12〜15年 今いちばん選ばれている。値段と持ちのバランス
    フッ素 3,000〜4,500円/㎡ 15〜20年 次の塗り替えをできるだけ先にしたい
    無機 3,500〜5,000円/㎡ 20年前後 長く住む家。足場代を払う回数を減らしたい

    「高い塗料=ぼったくり」ではありません。足場代は塗料に関係なく毎回かかるので、長く持つ塗料にして塗り替えの回数を減らすほうが、30年で見るとトータルは安くなることが多いです。逆に「あと10年で建て替える」なら、シリコンで十分です。ここは住む年数で決めるところです。

    もう一つが面積です。外壁の面積は「延床面積 × 1.2〜1.5」くらいが目安になります。30坪(約100㎡)の家なら外壁120〜150㎡。見積書の㎡数がこれと大きくズレていたら、測り方を聞いてみてください。

    4. 見積書に「一式」が多いと危ない理由

    「一式」は便利な言葉です。養生や諸経費のように、数量で出しにくいものに使う分には問題ありません。危ないのは、数量で出せるものまで「一式」になっている見積書です。

    数量・単価が書いてあるべき項目 「一式」でも仕方ない項目
    ◯ 足場(㎡)
    ◯ 高圧洗浄(㎡)
    ◯ シーリング(m)
    ◯ 下塗り(㎡・商品名)
    ◯ 中塗り・上塗り(㎡・商品名)
    ◯ 付帯部(部位ごとに m か ㎡)
    △ 養生
    △ 下地補修(ただし内容は書いてほしい)
    △ 諸経費(中身を聞けば答えてくれるはず)
    △ 廃材処分

    「外壁塗装工事 一式 980,000円」と1行しかない見積書は、比べようがありません。何㎡を、何の塗料で、何回塗るのか。それが書いていない見積書には、あとから「それは含まれていません」が出てきやすいです。

    5. 高くなる家・安くなる家

    同じ「30坪」でも、金額は家によって変わります。見積もりが相場より高いとき、業者が悪いのではなく、家の条件で手間が増えていることも多いです。

    条件 なぜ変わるか
    3階建て 足場の面積が増え、高所作業の手間も増える。足場代だけで+5〜10万円
    隣との隙間が狭い 足場の組み方が特殊になる。塗る作業も窮屈で時間がかかる
    傷みが進んでいる ひび割れ補修、シーリング全打ち替え、下塗り2回など、下地の手間が増える
    窓が多い・形が複雑 養生とシーリングのm数が増える。凹凸が多いと塗る手間も増える
    屋根・付帯部を同時に 金額は上がるが、足場代が1回で済む。別々にやるより合計は安い
    早めに塗り替える 傷みが浅いうちなら下地補修が少なくて済む。放置するほど高くなる

    6. 正しい安くし方と、やってはいけない削り方

    「少しでも安くしたい」は当然です。ただ、削っていい所と、削ると数年後に倍かかる所があります。

    やっていい安くし方 やってはいけない削り方
    ◯ 屋根・付帯部・シーリングを同時にやって足場を1回にする
    ◯ 住む年数に合わせて塗料のグレードを選ぶ
    ◯ 相見積もりは「数量と塗料名」をそろえて比べる
    ◯ 職人直営の業者に頼む(営業マンの人件費がない)
    ◯ 傷みが浅いうちに塗る
    ✕ 下塗りを省く
    ✕ 上塗りを1回にする(2回塗り)
    ✕ シーリングを打ち替えず「増し打ち」で済ます
    ✕ 高圧洗浄を省く・乾く前に塗る
    ✕ 足場なしではしごで塗る
    ✕ 「今日契約なら30万引き」に乗る

    右の列は、どれも塗った直後には分かりません。3〜5年後に色あせ・はがれ・雨漏りで出てきて、次の塗り替えが早く来ます。足場代をもう一回払うことになるので、結局は高くつきます。

    土居建装の場合

    見積書は、足場・洗浄・シーリング・下塗り・中塗り・上塗り・付帯部を全部別の行にして、㎡数・m数と単価を書きます。塗料はメーカー名と商品名まで書きます。営業マンを置かず、現地調査から見積もり、施工、引渡し後の点検まで私一人で行っているので、その分の人件費は見積もりに乗っていません。「この行は何?」と聞かれたら、全部答えられる見積書しか出しません。

    7. まとめ

    • ✓ 外壁塗装の相場は税込100〜130万円くらい。塗料代は2割、残りは手間と準備
    • ✓ 大きな塊は「塗装4割・足場2割・シーリング下地1.5割・付帯部1割」
    • ✓ 金額を動かすのは塗料のグレードと面積。住む年数でグレードを決める
    • ✓ 足場・洗浄・シーリング・塗装・付帯部は、㎡・mと単価が書いてあるのが普通。「一式」だらけは要注意
    • ✓ 相見積もりの差は、単価より数量と項目の抜けを見る
    • ✓ 安くするなら「足場を1回で使い切る」「塗料で調整」。工程を削るのは結局高くつく

    「もらった見積書が高いのか安いのか分からない」「一式ばかりで中身が見えない」という方は、見積書の写真を送ってください。数量・塗料・抜けている項目がないかを見て、正直にお伝えします。他社さんの見積もりを見るだけでも大丈夫です。

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    土居建装 代表 土居。現場歴20年以上の一級塗装技能士。現地調査から足場・塗装・引渡し後の点検まで、すべて自分の手で行っています。「見えないところほど丁寧に」が信条。

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  • 外壁塗装の足場代はなぜ必要?相場の目安と「足場代無料」の中身を、足場作業主任者が解説

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    「見積書の足場代、20万円もするの?」「塗るだけなのに、なんで足場がいるの?」「足場代無料って書いてある業者があったけど、あれは何?」

    外壁塗装の見積もりで、お客様が一番引っかかるのが足場代です。塗料でも工事でもない、終わったら外してしまうものに20万円近く払う。納得しにくいのは当然だと思います。

    この記事では、足場作業主任者の資格を持って自分で足場を組んでいる立場から、足場が何のためにあるのか、足場代はどう決まるのか、「足場代無料」の中身は何なのかを、現場の実際に沿って説明します。

    この記事の内容

    1. 足場は何のためにある?(安全・仕上がり・法律)
    2. 足場代の目安と、計算の仕方
    3. 「足場代無料」「足場代サービス」の中身
    4. 戸建てで使う足場の種類
    5. 足場がある間の暮らし:洗濯物・窓・車・防犯
    6. 近隣挨拶と、組立から解体までの流れ
    7. まとめ:足場は「一回で使い切る」のが一番安い

    1. 足場は何のためにある?(安全・仕上がり・法律)

    足場の役目は、大きく3つあります。順番に言うと、職人の安全、仕上がりの質、そして法律です。

    役目 足場があると 足場がないと
    安全 両手が使える。2階の軒下でも安定して作業できる はしごや脚立は片手がふさがる。落ちたら大けが
    仕上がり 壁の正面に立って、同じ距離・同じ力で塗れる。塗り残し・ムラが出にくい 届く所だけ、体をひねって塗る。軒天・雨樋の裏・窓まわりが雑になる
    法律 高さ2m以上の作業には、落ちないための作業床(足場)などが法律で義務づけられている 法律違反。事故が起きれば、お客様も巻き込まれる

    「安全のため」はよく言われますが、私が一番強調したいのは仕上がりです。塗装は「壁の正面に立てるかどうか」で出来が変わります。はしごの上で体をひねりながら塗った壁と、足場の上でまっすぐ向き合って塗った壁は、3年後に差が出ます。

    それと、高圧洗浄・シーリングの打ち替え・下塗り・中塗り・上塗り。外壁塗装は家の全面を最低5〜6回は行き来する仕事です。1回だけならはしごでも何とかなるかもしれませんが、6回はどう考えても無理です。

    現場からの本音

    足場は「組んであればいい」ものではありません。ガタつく足場、壁から離れすぎている足場、手すりのない足場では、職人は無意識に体を守る方に力を使います。そうなると塗りが雑になる。足場の組み方の質は、そのまま塗装の質に出ます。だから私は、自分の現場の足場は自分で組みます。

    2. 足場代の目安と、計算の仕方

    足場代は「一式いくら」ではなく、足場の面積 × 平米単価で決まります。ここを知っておくと、見積書の足場代が高いのか安いのかを自分で判断できます。

    足場の面積の出し方(目安)

    (家の外周 + 8m)× 高さ = 足場の面積
    ※外周に8mを足すのは、足場が壁から少し離れて組まれるため。高さは軒の高さに少し余裕を足します。

    項目 目安
    足場の平米単価 700〜1,000円/㎡くらい(組立・解体・運搬込み)
    飛散防止のメッシュシート 100〜200円/㎡くらい(足場代に含む業者も多い)
    一般的な2階建て(30坪前後) 足場面積 250〜300㎡ → 15〜25万円くらい
    高くなる条件 3階建て、隣との隙間が狭い、道路から遠くて資材が運びにくい、傾斜地

    見積書で見てほしいのは、足場の「㎡数」と「単価」が書いてあるかです。「足場一式 200,000円」としか書いていない見積書は、根拠が分かりません。㎡数が書いてあれば、上の計算で「うちの家ならだいたいこれくらい」と照らし合わせられます。

    3. 「足場代無料」「足場代サービス」の中身

    チラシやネットで「今なら足場代無料」「足場代サービス」という言葉を見たことがあると思います。はっきり言います。足場は無料にはなりません。材料の運搬、組立、解体に人と時間がかかる以上、誰かが払っています。

    「無料」のからくり 実際に起きていること
    ほかの項目に上乗せ 塗装の㎡単価や「諸経費」に足場代が溶け込んでいる。合計はほぼ同じか、むしろ高い
    どこかを削っている 上塗りを1回減らす、下塗りを省く、安い塗料に変える。「足場代分」を工事の中身で回収している
    足場そのものを省く はしご・脚立で塗る。安全面も仕上がりも、この記事の1番で書いた通り
    契約を急がせる材料 「今日決めてくれたら足場代無料」。値引きの理由が工事の中身と関係ない

    足場代は見積書に、面積と単価つきで正直に書いてあるのが一番安心です。「無料」と書いてある見積書ほど、ほかの行をよく見てください。

    4. 戸建てで使う足場の種類

    戸建ての塗装で使う足場は、ほとんどがくさび緊結式(けんけつしき)足場です。ハンマーでくさびを打ち込んで組む足場で、「ビケ足場」と呼ぶこともあります。

    種類 特徴 使う場面
    くさび緊結式足場 幅のある作業床と手すりがある。安定していて、両手で作業できる。組立・解体が早い 一般的な戸建て。基本はこれ
    単管足場 鉄パイプをクランプで組む。作業床が狭く、パイプの上に立つ形になる 隣との隙間が狭くて、くさび式が入らない所
    単管ブラケット足場 単管にブラケット(腕)をつけて板を渡す。単管足場より作業床が広い 狭い所で、少しでも作業床を確保したいとき

    隣の家との隙間が40〜50cmしかない、というお家は堺市周辺にも多いです。そういう場所は、くさび式が入らない面だけ単管で組むなど、家ごとに組み方を変えます。「うちは狭いから足場が組めないと言われた」という方も、一度ご相談ください。

    5. 足場がある間の暮らし:洗濯物・窓・車・防犯

    足場が組まれている期間は、だいたい2週間前後です。その間、暮らしの中で気をつけてほしいことをまとめます。

    こと どうなるか・どうすればいいか
    洗濯物 高圧洗浄の日と塗装の日は外に干せません。塗料のにおいやミストがつきます。部屋干しか、乾燥機をお願いします。干せる日・干せない日は工程表でお伝えします
    窓 塗装中は窓をビニールで養生するので、開けられない日があります。エアコンは使えます(室外機は養生しても動くようにします)
    車 敷地内の車は、高圧洗浄・塗装の日はカバーをかけるか、少し離れた所へ。飛散防止シートを張っていても、風向きで細かい塗料が飛ぶことがあります
    防犯 足場は2階の窓まで人が登れる状態です。工事期間中は2階の窓も必ず施錠してください。夜はメッシュシートで外から見えにくくなるので、なおさらです
    音 組立の日と解体の日は、金属を打つ音が出ます(各半日〜1日)。それ以外の日は静かです

    6. 近隣挨拶と、組立から解体までの流れ

    足場で一番トラブルになりやすいのは、実はお客様のお家ではなくお隣です。組立の音、メッシュシートで日当たりが変わる、隙間が狭ければお隣の敷地に少し入らせてもらうこともある。だから近隣挨拶は足場を組む前が鉄則です。

    順番 やること 目安
    1 近隣挨拶(工事の期間・音の出る日・連絡先を伝える) 組立の数日前
    2 足場の組立+メッシュシート張り 半日〜1日
    3 高圧洗浄 → 養生 → シーリング → 下塗り → 中塗り → 上塗り → 付帯部 10日前後(天気で前後)
    4 足場の上から最終チェック(塗り残し・タッチアップ)。解体前にお客様にも見てもらう 解体の前日〜当日
    5 足場の解体・搬出、周りの掃除、近隣へお礼 半日〜1日

    4番が大事です。足場を外してから「ここが塗れていない」と気づいても、もう手が届きません。だから解体の前に、足場の上から全部見て回ります。気になる所があれば、この段階で言ってください。

    土居建装の場合

    足場作業主任者の資格を持ち、自分の現場の足場は自分で組んでいます。近隣挨拶も、営業マンではなく、実際に工事をする私が自分で回ります。「音が出る日はこの日です」「何かあればこの番号に」と、現場を知っている人間が直接お伝えするのが一番トラブルが少ないからです。見積書には、足場の㎡数と単価を必ず書きます。

    7. まとめ:足場は「一回で使い切る」のが一番安い

    最後に、足場代を一番ムダにしない考え方をお伝えします。足場は組んでいる間に、高い所の工事を全部やってしまうのが一番得です。

    外壁だけ塗って、3年後に屋根を塗ろうとすると、足場代をもう一回払うことになります。屋根、雨樋、破風、軒天、シーリング。「まだ大丈夫かな」という所も、足場があるうちに一緒にやるほうが、トータルでは安くなることがほとんどです。

    • ✓ 足場は安全のためだけでなく、仕上がりのため。壁の正面に立てるかどうかで3年後が変わる
    • ✓ 足場代は「面積 × 単価」。一般的な2階建てで15〜25万円くらいが目安
    • ✓ 「足場代無料」は無料ではない。ほかの行に溶けているか、工事の中身が削られている
    • ✓ 工事中は2階の窓も施錠。洗濯物・車は工程表を見て
    • ✓ 解体前に、足場の上から一緒に最終チェック。外してからでは届かない
    • ✓ 屋根・付帯部・シーリングは、足場があるうちに一緒に。足場は一回で使い切る

    「見積書の足場代が妥当か見てほしい」「うちは隣との隙間が狭いけど、足場が組めるのか」という方は、見積書の写真やお家の写真を送ってください。足場を自分で組んでいる人間の目で、正直にお答えします。

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    土居建装 代表 土居。現場歴20年以上の一級塗装技能士。現地調査から足場・塗装・引渡し後の点検まで、すべて自分の手で行っています。「見えないところほど丁寧に」が信条。

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  • 外壁塗装の「3回塗り」って何?下塗り・中塗り・上塗りの役割と、2回塗りとの違いを一級塗装技能士が解説

    営業電話は一切お断りしています。個人のお客様のみ/お見積もり無料
    外壁塗装の基礎知識

    外壁塗装の「3回塗り」って何?

    下塗り・中塗り・上塗りの役割と、2回塗りとの違いを一級塗装技能士が解説

    執筆:土居建装 代表 土居(一級塗装技能士・現場歴20年以上)

    「見積書に『3回塗り』って書いてあるけど、何を3回塗るの?」
    「同じ色を2回塗る意味あるの?」

    外壁塗装は、1回で塗り終わるものではありません。役目の違う塗料を、順番に、乾かしながら重ねていく仕事です。ここを知っておくと、見積書の見方も、工事中に何をしているかも分かるようになります。

    この記事では、堺市で外壁・屋根塗装をしている土居建装が、3回塗りのそれぞれの役割、なぜ回数を減らしてはいけないか、本当に3回塗っているか確かめる方法を、現場の目線でお伝えします。

    この記事の内容

    13回塗りとは?1回ごとの役割

    2下塗り:外壁と塗料をくっつける「接着剤」

    3中塗り・上塗り:色と厚みで外壁を守る

    4乾燥時間:急ぐと全部ムダになる

    52回塗りにされると、どうなるか

    6本当に3回塗っているか、確かめる方法

    7まとめ

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    3回塗りとは?1回ごとの役割

    外壁塗装の基本は「下塗り1回+上塗り2回」の合計3回です。上塗りの1回目を「中塗り」、2回目を「上塗り」と呼ぶこともあります。同じことです。

    回呼び方使う塗料役割
    1回目下塗り下塗り材(シーラー・フィラー・プライマー)外壁と上の塗料をくっつける。傷んだ外壁を固める
    2回目中塗り(上塗り1回目)上塗り塗料(色のついた塗料)厚みを作る。色のムラをなくす
    3回目上塗り(上塗り2回目)中塗りと同じ塗料仕上げ。ツヤと防水の塗膜を完成させる

    ポイントは、1回目と2〜3回目は「別の塗料」だということ。下塗りは色を出すためではなく、くっつけるための塗料です。だから見積書には「下塗り材の商品名」と「上塗り塗料の商品名」の2つが書いてあるのが正解です。

    下塗り:外壁と塗料をくっつける「接着剤」

    古い外壁の表面は、粉をふいていたり(チョーキング)、細かいひびがあったり、水を吸いやすくなっていたりします。その上に色のついた塗料をそのまま塗っても、くっつかずに数年ではがれます。

    下塗り材は、その傷んだ表面に染み込んで固め、上の塗料が食いつく土台を作ります。外壁の状態によって、使う下塗り材が変わります。

    下塗り材どんな外壁に使うか
    シーラー傷みが軽い外壁。染み込んで固める。透明か白
    フィラー(微弾性フィラー)モルタル外壁や、細かいひびが多い外壁。厚みがあり、ひびを埋めながら塗れる
    プライマー金属(鉄部・板金)やサイディングの一部。密着させるための下塗り
    錆止め(さびどめ)鉄部専用。サビを落としたあとに塗る

    現場からの本音

    下塗りは塗ってもほぼ透明か白なので、お客さんからは「塗った」ように見えません。だから省かれやすい。でも、塗装が長持ちするかどうかの7割は下塗りで決まると思っています。土居建装では、下塗りを塗った状態の写真を必ず撮ってお渡しします。

    中塗り・上塗り:色と厚みで外壁を守る

    下塗りが乾いたら、色のついた塗料を2回塗ります。「同じ塗料を2回塗る意味があるの?」とよく聞かれますが、意味は2つあります。

    ✓
    塗膜の厚みを作るメーカーは「この塗料は1回で〇ミクロン、2回で〇ミクロン」と決めている。1回だと規定の半分の厚みにしかならず、耐用年数も半分になる
    ✓
    塗り残し・ムラをなくす1回目でどうしても薄い所・塗り残しが出る。2回目でそれを消す。1回目と2回目で少し色を変えて、塗り残しが見えるようにする職人もいる

    塗膜の厚みは、目には見えません。だから「1回でも2回でも見た目は同じ」に見えます。違いが出るのは3〜5年後です。

    乾燥時間:急ぐと全部ムダになる

    3回塗りには、もう1つ大事なことがあります。1回塗るごとに、決められた時間乾かすことです。メーカーが塗料ごとに「次を塗るまで〇時間以上」と決めています(多くは3〜4時間以上、気温が低いと1日)。

    やってはいけないこと何が起きるか
    下塗りが乾く前に中塗りをする下塗りが固まらず、密着しない。数年ではがれる
    中塗りが乾く前に上塗りをする塗膜の中に湿気が残り、ふくれ・割れの原因になる
    雨の日・湿度の高い日に塗る塗料が水を含んで白くにごる、密着しない
    1日で3回塗ってしまう乾燥時間を守れていない証拠。「1日で終わりました」は要注意

    だから、外壁塗装は塗装だけで最低3日、普通は4〜5日かかります。足場・洗浄・養生・シーリングを含めると、全体で2週間前後です。「3日で全部終わります」という業者は、どこかを省いています。

    2回塗りにされると、どうなるか

    安い見積もりで一番多い手口が、上塗りを1回にして「2回塗り」で済ませることです。材料も手間も3分の1減るので、1軒で15〜20万円安くできます。

    3回塗り2回塗り(上塗り1回)
    塗った直後きれいきれい(見分けがつかない)
    塗膜の厚みメーカー規定通り規定の半分〜3分の2
    3年後変化なしツヤが落ち、色あせが出始める
    5年後変化なし〜わずかな色あせチョーキング・部分的なはがれ
    次の塗り替え10〜15年後5〜8年後(足場代がもう1回かかる)

    「安い」と思って2回塗りにすると、次の塗り替えが早く来て、足場代15〜20万円をもう1回払うことになります。結局、3回塗りのほうが安いです。

    本当に3回塗っているか、確かめる方法

    塗膜の厚みは目で見えません。でも、工事中なら確かめる方法があります。

    ✓
    見積書に「下塗り材の商品名」と「上塗り塗料の商品名」の2つが書いてあるか1つしか書いていなければ、下塗りをしない可能性
    ✓
    工程表(スケジュール)をもらう「下塗り 〇日、中塗り 〇日、上塗り 〇日」と日が分かれているか
    ✓
    塗料の缶の数を聞く上塗り2回分の缶数か。150㎡なら15kg缶で3〜4缶が目安
    ✓
    各工程の写真をもらう下塗り(白っぽい状態)→中塗り→上塗りの写真。まともな業者は頼まなくても撮っている
    ✓
    工事中に外壁を見る下塗りの日は外壁が白っぽい。翌日以降に色がつく。1日で色まで仕上がっていたら乾燥時間を守っていない

    土居建装の場合

    下塗り・中塗り・上塗りの3工程すべての写真を撮って、工事後にまとめてお渡しします。塗料の缶数は、塗料屋さんへの発注数と塗った面積が合っていればメーカーの「グッジョブ保証」が付く仕組みなので、缶数をごまかすと保証が付きません。つまり、ごまかしようがない形で施工しています。

    まとめ

    ✓
    3回塗り=下塗り1回+上塗り2回。下塗りは「くっつける」、上塗り2回は「厚みと仕上げ」下塗りと上塗りは別の塗料
    ✓
    1回ごとに乾燥時間が要る。塗装だけで最低3日「1日で終わった」は危ない
    ✓
    2回塗りは3〜5年で色あせ・はがれ。次の足場代で結局高くつく安さの理由はここ
    ✓
    見積書に塗料名が2つあるか、工程表と写真をもらえるか工事中なら確かめられる

    「前に塗ってもらったけど、何回塗ったか分からない」「見積書に塗料が1つしか書いていない」という方は、見積書の写真を送ってください。何を何回塗る内容になっているか、見て説明します。

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    一級塗装技能士・足場作業主任者・有機溶剤・アスベスト・ハーネス
    土
    この記事を書いた人:土居建装 代表 土居

    現場歴20年以上の一級塗装技能士。現地調査から足場・塗装・引渡し後の点検まで、すべて自分の手で行っています。「見えないところほど丁寧に」が信条です。

    © 土居建装 大阪府堺市美原区平尾2509-5

  • 屋根塗装は本当に必要?塗り替え時期・危ないサイン・塗装できない屋根・費用の目安を一級塗装技能士が解説

    営業電話は一切お断りしています。個人のお客様のみ/お見積もり無料
    屋根塗装の基礎知識

    屋根塗装は本当に必要?

    塗り替え時期・危ないサイン・塗装できない屋根・費用の目安を一級塗装技能士が解説

    執筆:土居建装 代表 土居(一級塗装技能士・現場歴20年以上)

    「屋根って、そもそも塗る必要あるの?」
    「外壁は見えるけど、屋根は上がれないから分からない」

    屋根は、家の中でいちばん雨と紫外線を受けている場所です。それなのに自分の目で確かめられないので、傷みに気づいた時にはもう雨漏りしていた、ということが本当に多いです。

    この記事では、大阪府堺市で外壁・屋根塗装をしている土居建装が、屋根塗装が必要な屋根と不要な屋根、塗り替えの時期、下から見ても分かる危険サイン、費用の目安を、現場の目線でお伝えします。

    この記事の内容

    1屋根塗装は必要?屋根の種類で決まる

    2屋根塗装は何年ごと?

    3下から見ても分かる危険サイン

    4塗装できない屋根・塗らないほうがいい屋根

    5屋根塗装の費用の目安

    6まとめ

    →無料相談はこちら

    屋根塗装は必要?屋根の種類で決まる

    結論から言うと、屋根塗装が必要かどうかは「屋根の材料」で決まります。今の日本の住宅で多いのは次の4種類です。ご自宅がどれか、まず確かめてください。

    屋根の種類見た目の特徴塗装は必要?
    スレート
    (コロニアル・カラーベスト)
    薄い板を重ねた屋根。灰色・茶色・緑が多い。今いちばん多い必要。塗膜が切れると水を吸って割れる
    金属屋根
    (ガルバリウム・トタン)
    つるっとした板金の屋根。縦の線が入っているものが多い必要。サビを防ぐために塗る
    セメント瓦・モニエル瓦瓦の形だが表面がざらざら。昭和〜平成初期の家に多い必要。塗膜が切れるともろくなる
    日本瓦(陶器瓦・いぶし瓦)つやのある焼き物の瓦。黒・銀・茶不要。塗装はしない。漆喰や瓦のずれの点検が必要

    現場からのアドバイス

    スレート・金属・セメント瓦は「塗膜で守られている屋根」です。塗膜がなくなると材料そのものが傷み始めるので、外壁と同じように定期的な塗り替えが必要です。日本瓦は塗りませんが、「何もしなくていい」わけではなく、漆喰の割れやずれの点検は必要です。

    屋根塗装は何年ごと?

    屋根は外壁より紫外線と雨を強く受けるため、外壁より先に傷みます。目安は次の通りです。

    ※メーカーや塗料によって耐用年数は多少変わります。下の表は一般的な目安です。

    屋根の種類初回の塗り替え2回目以降の目安
    スレート(コロニアル)築8〜12年塗料により10〜15年ごと
    金属屋根(ガルバリウム)築10〜15年塗料により10〜15年ごと
    トタン屋根築5〜8年サビが出る前に、こまめに
    セメント瓦・モニエル瓦築10〜15年10〜15年ごと

    使う塗料で次の塗り替えまでの年数が変わる

    屋根用塗料耐用年数の目安特徴
    シリコン8〜12年標準的。価格を抑えたい方向け
    ラジカル制御型10〜14年シリコンと近い価格で長持ち。今のおすすめ
    遮熱塗料(シリコン・ラジカル)10〜14年屋根の表面温度を下げる。2階が暑い家におすすめ
    フッ素15〜18年高耐久。次の塗り替えを遠ざけたい方向け

    ※年数は日当たり・屋根の勾配・下地の状態でも前後します。

    外壁と一緒にやると足場代が1回で済む

    屋根塗装だけでも足場は必要です。外壁塗装と同じタイミングでやれば足場代(15〜20万円前後)が1回分浮きます。「外壁はまだ大丈夫だけど屋根が先に傷んだ」という場合も、点検の上でどちらが得かをお伝えします。

    下から見ても分かる危険サイン

    屋根に上がるのは危ないので、絶対に自分で上がらないでください。道路や2階の窓から見える範囲、ご近所の2階から見える範囲で、次の点をチェックしてみてください。

    ✓
    色があせて白っぽい・まだらになっている塗膜が切れ始めたサイン。塗り替えの検討時期です
    ✓
    コケ・カビ・黒ずみがある屋根が水を吸っている証拠。北側の屋根に出やすい
    ✓
    屋根の板が反っている・浮いているスレートが水を吸って変形。放置すると割れます
    ✓
    サビが出ている(金属屋根・棟の板金)塗膜が切れて鉄が錆び始めている。穴があく前に塗装を
    !
    屋根のてっぺん(棟板金)が浮いている・釘が抜けている強風で飛ぶ危険あり。台風前に補修が必要です
    !
    屋根の破片が庭や雨どいに落ちているスレートが割れ始めている。早めに点検を
    !
    天井にシミがある・雨の日に音がするすでに雨漏りしている可能性大。塗装だけでは直らないことも。すぐご相談ください

    土居建装の屋根点検

    現地調査では、はしごで上がるか、高所カメラで屋根の写真を撮って、その場でスマホの画面でお見せします。「屋根がボロボロです」と口だけで言う業者にはご注意ください。写真を見せてもらうのが一番確実です。

    塗装できない屋根・塗らないほうがいい屋根

    屋根塗装は万能ではありません。塗っても意味がない、または塗るとかえって悪くなる屋根があります。ここを正直に言わない業者もいるので、知っておいてください。

    ① もろくなった一部のスレート屋根

    1990年代後半〜2000年代前半に作られた一部のスレート(ノンアスベストの初期製品)は、材料そのものが層状にはがれる(ミルフィーユのようになる)ものがあります。この屋根は塗っても塗膜ごとはがれてしまうため、塗装ではなくカバー工法(上から金属屋根をかぶせる)や葺き替えをおすすめします。

    ② すでに雨漏りしている・下地(野地板)が傷んでいる屋根

    屋根の下の板が腐っている場合、表面を塗っても意味がありません。この場合もカバー工法か葺き替えになります。

    ③ 日本瓦

    焼き物の瓦は塗装しません。塗ってもすぐはがれます。必要なのは漆喰の補修・ずれた瓦の直し・棟の積み直しです。

    工事の種類こんな屋根に費用の目安(30坪)
    塗装塗膜が切れただけで、板・下地はしっかりしている40〜60万円
    カバー工法スレートがもろい・部分的に割れが多い・雨漏りが軽い80〜140万円
    葺き替え下地まで傷んでいる・雨漏りが進んでいる120〜200万円

    大事なポイント

    「塗装で済むか、カバー工法が必要か」は、屋根に上がって触ってみないと分かりません。土居建装は塗装屋ですが、塗っても意味がない屋根には正直に「塗装はおすすめしません」とお伝えします。無理に塗って数年でやり直しになるほうが、お客様の損になるからです。

    屋根塗装の費用の目安

    一般的な2階建て・延床30坪前後(屋根面積60〜80㎡)のスレート屋根での目安です。

    工事内容費用の目安(税込)内訳の例
    屋根塗装のみ40〜60万円足場・高圧洗浄・下塗り・上塗り2回・縁切り(タスペーサー)・棟板金の釘打ち直し
    屋根塗装+棟板金交換50〜75万円上記+傷んだ棟の板金と下の木を新しくする
    外壁+屋根 セット100〜150万円足場が1回で済むため別々にやるより15〜20万円お得

    ※塗料のグレード・屋根の傷み具合・屋根の形(急勾配・複雑な形)で変わります。

    「縁切り(タスペーサー)」が入っているか確認を

    スレート屋根の塗装で一番大事な工程が「縁切り」です。板と板の重なりに塗料が入って隙間がふさがると、屋根の中に入った水の逃げ道がなくなり、かえって雨漏りの原因になります。タスペーサーという部品を差し込んで隙間を確保する工程が、見積書に入っているかを必ず確認してください。ここを省く安い見積もりは要注意です。

    安すぎる見積もりに注意

    「屋根塗装20万円」のような金額を見たら、足場なし・洗浄なし・縁切りなし・塗り回数が少ない、のどれかです。屋根は塗ってしまうと上からでは手抜きが分からない場所なので、金額だけでなく工程が書いてある見積書かどうかを見てください。

    土居建装の場合

    足場から屋根塗装まで、一級塗装技能士の土居が自分の手で施工します。工程ごとに写真を撮って、施工後にまとめてお渡しするので、見えない屋根の上でも何をしたかが分かります。見積書には塗料の商品名・塗り回数・縁切りの有無・保証内容をすべて明記します。

    まとめ

    ✓
    スレート・金属・セメント瓦は塗装が必要。日本瓦は塗らないまずご自宅の屋根の種類を確認
    ✓
    屋根は外壁より先に傷む。目安は築8〜12年で初回の塗り替え塗料で次の塗り替えまでの年数が変わる
    ✓
    色あせ・コケ・反り・サビは塗り替えのサイン。棟板金の浮きや天井のシミはすぐ相談自分で屋根には上がらない
    ✓
    塗れない屋根もある。その時はカバー工法・葺き替え正直に言ってくれる業者を選ぶ
    ✓
    屋根塗装は40〜60万円が目安。外壁と一緒なら足場代が1回分お得縁切り(タスペーサー)が入っているか確認

    屋根は見えないぶん、傷んでいても気づきにくい場所です。築10年を過ぎていて一度も点検していないなら、まず屋根の写真を撮ってもらうところから始めてください。土居建装の点検・お見積もりは無料です。

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    この記事を書いた人:土居建装 代表 土居

    現場歴20年以上の一級塗装技能士。現地調査から足場・塗装・引渡し後の点検まで、すべて自分の手で行っています。「見えないところほど丁寧に」が信条です。

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  • シーリング(コーキング)の打ち替えはなぜ必要?増し打ちとの違い・劣化のサイン・費用を一級塗装技能士が解説

    営業電話は一切お断りしています。個人のお客様のみ/お見積もり無料
    外壁塗装の基礎知識

    シーリング(コーキング)の打ち替えは、なぜ必要?

    増し打ちとの違い・劣化のサイン・費用の目安を一級塗装技能士が解説

    執筆:土居建装 代表 土居(一級塗装技能士・現場歴20年以上)

    「外壁の板と板の間のゴム、ひび割れてるけど大丈夫?」
    「見積もりに『シーリング増し打ち』と書いてあるけど、打ち替えと何が違うの?」

    サイディング(板を貼った外壁)の家で、雨漏りの原因として一番多いのが、このゴムの部分(シーリング)です。外壁の板そのものより先に傷みます。

    この記事では、堺市で外壁・屋根塗装をしている土居建装が、シーリングの役目、劣化のサイン、「打ち替え」と「増し打ち」の違い、費用の目安を、現場の目線でお伝えします。

    この記事の内容

    1シーリングとは?何のためにあるのか

    2劣化のサイン:こうなったら打ち替え時期

    3「打ち替え」と「増し打ち」の違い

    4打ち替えの手順(ここを省くとすぐ切れる)

    5費用の目安と、塗装と一緒にやるべき理由

    6まとめ

    →無料相談はこちら

    シーリングとは?何のためにあるのか

    シーリング(コーキングとも言います)は、外壁の板と板の継ぎ目や、窓のまわりに入っているゴムのような材料です。役目は2つ。

    ✓
    雨水が入るのを防ぐ板と板の間の隙間をふさいで、壁の中に水が入らないようにする
    ✓
    家の動きを吸収する家は温度や地震でわずかに動く。シーリングが伸び縮みして、板が割れるのを防ぐ

    つまりシーリングは「防水のゴムパッキン」です。ここが切れると、外壁の板がどれだけきれいでも、壁の中に水が入ります。

    どこに入っているか

    サイディングの家なら、板と板の縦の継ぎ目(目地)、窓や玄関ドアのまわり、換気口のまわり、外壁と屋根の取り合いなどです。1軒で合計100〜200mくらい入っています。モルタル(塗り壁)の家は目地がないので、窓まわりなど一部だけです。

    劣化のサイン:こうなったら打ち替え時期

    シーリングの寿命は7〜10年。外壁の塗装(10〜15年)より先に傷みます。ご自宅の目地を、近くで見てみてください。

    ✓
    表面に細かいひび割れ紫外線で硬くなり始めたサイン。まだ水は入っていないことが多い
    ✓
    痩せて、へこんでいるゴムの成分が抜けて縮んでいる。板との間に隙間ができ始める
    ✓
    板との境目がはがれている(隙間が見える)ここから水が入る。打ち替え時期
    !
    割れて、奥の黒い部分(ハットジョイナー)が見える完全に切れている。壁の中に水が入っている可能性大
    !
    シーリングの下の外壁が黒ずんでいる・反っているすでに水を吸っている。板の交換が必要になることも

    現場からのアドバイス

    目地を指で押してみてください。弾力があれば大丈夫。カチカチに硬い、または爪でかくとポロポロ落ちるなら、もう防水の役目をしていません。特に南側・西側(日当たりが強い面)から先に傷みます。

    「打ち替え」と「増し打ち」の違い

    見積書でよく見る2つの言葉です。手間も持ちもまったく違うので、必ず確認してください。

    打ち替え増し打ち
    やり方古いシーリングを全部取り除いて、新しく入れる古いシーリングの上から新しいものを足す
    持ち新しい塗料と同じくらい持つ(10年前後)古い部分が残るので、そこから劣化する(3〜5年)
    手間カッターで切り取る作業が入るので、時間がかかる早い。安い
    向いている場所板と板の目地(基本はこちら)窓のまわりなど、取り除くとサッシを傷める場所

    結論として、板と板の目地は「打ち替え」が基本です。目地の増し打ちは、古いシーリングが痩せていて厚みがない上に薄く乗せるだけなので、すぐに切れます。「安いから」と増し打ちにすると、次の塗り替えより先にやり直しになります。

    逆に、窓まわりは「増し打ち」が正解のことが多いです。窓の裏には防水シートがあり、古いシーリングを無理に取ると、そのシートを傷つけて雨漏りの原因になるからです。

    見積書でここを見る

    「シーリング 一式」ではなく、「目地:打ち替え 〇m」「窓まわり:増し打ち 〇m」と分けて書いてあるのが、分かっている業者の見積書です。全部「増し打ち」の見積もりは、安い理由がここにあります。

    打ち替えの手順(ここを省くとすぐ切れる)

    打ち替えは「古いのを取って新しいのを入れる」だけに見えますが、間に大事な工程があります。

    手順内容省かれやすい所
    ① 撤去カッターで古いシーリングを切り取り、目地の奥まできれいに取る奥に古いのが残っていると、新しいのが密着しない
    ② 清掃目地の中のホコリ・古いカスを取る—
    ③ マスキング目地の両側にテープを貼って、仕上がりの線をきれいにする—
    ④ プライマー接着剤の役目をする液体を目地の両面に塗るここを省くと、数年ではがれる。一番省かれやすい
    ⑤ 充填シーリング材をたっぷり入れる(厚み10mm前後)薄いと切れやすい
    ⑥ ならしヘラで押さえて、板に密着させる—
    ⑦ 乾燥塗装の前に、材料に合った時間乾かす(1〜3日)乾く前に塗ると塗膜が割れる

    特に④のプライマーは、塗ってしまえば見えないので省かれやすい所です。土居建装では、プライマーを塗った状態の写真を撮ってお渡しします。

    「塗装の前」と「塗装の後」、どっちに打つか

    塗装の前に打ち替えて、上から塗料をかぶせるのが「先打ち」。塗装のあとに打つのが「後打ち」。基本は先打ちです。シーリングの上に塗膜が乗るので、紫外線から守られて長持ちします。ただし塗料とシーリングの相性で塗膜が割れることがあるので、そのときは後打ちにするか、割れにくい塗料を選びます。ここは現場を見て決めます。

    費用の目安と、塗装と一緒にやるべき理由

    一般的な2階建て(目地+窓まわりで150m前後)の目安です。

    工事単価の目安1軒の目安
    目地の打ち替え900〜1,200円/m10〜15万円
    窓まわりの増し打ち500〜800円/m3〜5万円
    シーリング工事 合計—13〜20万円

    ※シーリング材の種類(変成シリコン・ウレタンなど)、目地の幅・深さ、家の形で変わります。

    塗装と一緒にやるべき理由

    シーリングの打ち替えには、2階の目地に届くための足場が必要です。足場代は15〜20万円前後。シーリングだけのために足場を組むと、工事費より足場代のほうが高くなります。だから外壁塗装と同じタイミングでやるのが、結局いちばん安いです。

    逆に言うと、外壁塗装の見積もりにシーリングが入っていない場合、次にやるときは足場代がもう1回かかります。「今回はシーリングはやらなくていいですよ」という提案は、安く見せているだけのことが多いです。

    土居建装の場合

    サイディングの家の塗装では、目地は打ち替え、窓まわりは増し打ちを基本にして、見積書にそれぞれのm数と単価を書きます。プライマーを塗った写真、充填後の写真を工程ごとに撮ってお渡しします。

    まとめ

    ✓
    シーリングは「防水のゴムパッキン」。寿命は7〜10年で、外壁より先に傷む南・西側から先に劣化
    ✓
    ひび・痩せ・はがれが劣化のサイン。指で押して硬ければ寿命黒い奥が見えたら要相談
    ✓
    目地は「打ち替え」が基本。「増し打ち」は窓まわりだけ全部増し打ちの見積もりは要注意
    ✓
    プライマーを省くと数年ではがれる。写真で確認を見えない工程ほど大事
    ✓
    費用は13〜20万円が目安。足場が要るので塗装と一緒に別々にやると足場代がもう1回

    目地のゴムが気になったら、写真を1枚送ってください。打ち替えが必要か、まだ大丈夫かを、写真を見てお答えします。

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    しつこい営業は一切しません。

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    ※営業電話は一切お断りしています。個人のお客様のみ、お見積もり無料です。

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    この記事を書いた人:土居建装 代表 土居

    現場歴20年以上の一級塗装技能士。現地調査から足場・塗装・引渡し後の点検まで、すべて自分の手で行っています。「見えないところほど丁寧に」が信条です。

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  • 外壁のひび割れ、放っておいて大丈夫?|「幅0.3mm」で分かる見分け方と直し方

    土居建装|堺市美原区・大阪南部の外壁・屋根塗装
    ※営業電話は一切お断り。個人のお客様のお見積もりのみ承ります。

    外壁に細い線が入っている。これって大丈夫なの?

    外壁のひび割れ(クラック)は、点検に伺うとほぼ毎回見つかります。ただ、ひび割れには「様子見でいいもの」と「早く手を打つべきもの」があるので、全部を怖がる必要はありません。

    大事なのは、その見分け方です。この記事では、20年以上現場を見てきた私が、ひび割れの種類・自分でできる見分け方・放っておくとどうなるか・どう直すかをお話しします。

    この記事の内容

    1. ひび割れは大きく2種類
    2. 見分け方は「幅0.3mm」
    3. 自分でできる確認方法
    4. ひび割れが出やすい場所
    5. 放っておくとどうなる?
    6. ひび割れの直し方(塗装工事でやること)
    7. 自分でコーキングしてもいい?
    8. まとめ・無料相談

    1. ひび割れは大きく2種類

    ヘアークラック(髪の毛のような細いひび)

    幅0.3mm未満の細いひび。塗膜の表面だけに入っていることが多く、塗料の経年劣化や乾燥収縮で出ます。すぐに雨水が入るものではありませんが、塗り替えのときにきちんと処理が必要です。

    構造クラック(幅の広い・深いひび)

    幅0.3mm以上、深さ5mm以上あるひび。塗膜だけでなく、下地(モルタルやサイディング本体)まで割れている状態です。地震・地盤の動き・建物の揺れなどで出ます。ここから雨水が入り、内側を傷めるので早めの対処が必要です。

    ほかにも、前に塗った塗膜だけがひび割れる「塗膜クラック」、サイディングの目地やサッシまわりのシーリング(ゴム状の部分)が切れる「シーリングの割れ」などがありますが、お客様が見分けるうえでは、まず上の2つを覚えておけば十分です。

    2. 見分け方は「幅0.3mm」

    私たち職人が現場で使っている目安が「幅0.3mm」です。

    0.3mm未満 → ヘアークラック。塗り替えのときに一緒に処理
    0.3mm以上 → 要注意。早めに点検。補修してから塗装

    0.3mmというのは、だいたいシャープペンの芯(0.5mm)より細いか太いかくらいの感覚です。名刺の厚さ(約0.2〜0.3mm)が入るかどうかでも判断できます。

    3. 自分でできる確認方法

    確認のしかた

    ① ひびの横に名刺(または0.5mmのシャープペンの芯)を当ててみる
    ② 名刺の角がひびに入る/芯より太い → 0.3mm以上の可能性
    ③ ひびの長さと、どこにあるかをスマホで写真に撮っておく
    ④ 手で触って、ひびの周りの壁が「浮いて」いないか(ペコペコしないか)確認

    写真は必ず撮っておいてください。ひびは少しずつ伸びるので、半年後・1年後に同じ場所を撮って比べると、動いているひびかどうかが分かります。これは私たちが点検するときにも、とても助かる情報です。

    注意:2階の壁やベランダの外側は、無理に見に行かないでください。地上から見えるところ、窓から手が届くところだけで十分です。高いところは点検のときに私が確認します。

    4. ひび割れが出やすい場所

    ・窓(サッシ)の四隅 → 一番多い。斜めにひびが走る
    ・壁と壁のつなぎ目・出隅(角)
    ・基礎と壁の境目
    ・換気口・配管まわり
    ・増築した部分との境目
    ・サイディングの場合は目地のシーリングと、釘を打った場所

    特に窓の四隅から斜めに入るひびは、モルタル外壁でよく見ます。建物が揺れたときに力が集まる場所なので、ここは点検のときに必ず見るポイントです。

    5. 放っておくとどうなる?

    ① ひびから雨水がしみ込む
    ↓
    ② 水が乾いたり凍ったりを繰り返して、ひびが広がる
    ↓
    ③ ひびの周りの塗膜が浮く・はがれる。壁の内側にコケやカビ
    ↓
    ④ モルタルが浮いて落ちる/サイディングが割れる
    ↓
    ⑤ 壁の中の防水シート・下地・柱まで水が回り、雨漏りやシロアリの原因に

    ヘアークラックでも、年数がたって塗膜が弱ると(チョーキングが出ている壁など)、そこから水を吸うようになります。「細いから大丈夫」ではなく「細いうちに塗り替えで処理する」のが一番安く済みます。

    6. ひび割れの直し方(塗装工事でやること)

    ひび割れは、上から塗料を塗るだけでは直りません。塗装の前に「下地処理」として補修します。私の現場では、ひびの種類ごとにやり方を変えています。

    ヘアークラック(0.3mm未満)

    高圧洗浄で汚れを落としたあと、ひびを埋める力のある「微弾性フィラー」という下塗り材をしっかり厚めに塗り込んで、ひびを埋めます。そのうえで中塗り・上塗りをします。

    構造クラック(0.3mm以上)

    ひびの部分をVの字(またはUの字)に削って広げ(Vカット)、中をきれいにしてプライマーを塗り、補修剤(充填剤)を奥までしっかり充填します。補修剤はひびの状態に合わせて、シーリング材や補修用のモルタルなどを使い分けます。そのあと表面を平らにならし、下塗り・中塗り・上塗りをします。表面だけふさいでも中で動くので、奥まで埋めるのがポイントです。

    サイディングの目地・サッシまわりのシーリング割れ

    古いシーリングを取り除いて新しく入れ直す「打ち替え」が基本です。塗装と同時にやると足場を1回で済ませられます。

    この下地処理は、塗り終わると見えなくなる部分です。だからこそ、ここを手を抜くかどうかで、5年後の壁が変わります。「見えないところほど丁寧に」を、私は現場で一番大事にしています。

    7. 自分でコーキングしてもいい?

    ホームセンターのコーキング材でひびを埋めるお客様もいらっしゃいます。応急処置としてはありです。ただ、いくつか知っておいてほしいことがあります。

    ・表面だけ埋めても、奥に水が残っていると中で広がる
    ・塗装できないタイプ(シリコン系)のコーキングを使うと、あとで塗料がのらず、その部分だけはがれる
    ・きれいに埋めないと、塗り替えのときにそれを全部はがす手間(費用)がかかる

    もし応急処置をするなら、「変成シリコン」または「ウレタン系」と書いてある、塗装可能なタイプを使ってください。そして、写真を撮ってから埋めてください。埋めてしまうと、点検のときに元の状態が分からなくなります。

    8. まとめ

    ・ひび割れは「幅0.3mm」が目安。名刺の角が入るなら要注意
    ・細いひび(ヘアークラック)は塗り替えのときに一緒に処理
    ・太いひび(構造クラック)はVカットして補修剤を奥まで充填してから塗装
    ・出やすいのは窓の四隅・壁の角・基礎との境目
    ・放っておくと雨水が入り、塗装だけでは直らなくなる
    ・写真を撮っておく。高いところは自分で見に行かない

    ひびの写真を送ってもらえれば、目安をお伝えします

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  • 外壁を触ると白い粉がつく「チョーキング」は塗り替えのサイン|放っておくとどうなる?

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    外壁を手でこすったら、白い粉がついた——。

    それは「チョーキング現象」といって、外壁の塗り替え時期を知らせる一番わかりやすいサインです。

    私は塗装の現場に20年以上立ってきましたが、点検に伺ったお家のほとんどで、まずこの粉を確認します。粉の出方を見れば、塗膜がどれくらい弱っているかがだいたい分かるからです。

    この記事では、チョーキングとは何か、自分でできる確認方法、放っておくとどうなるか、どのタイミングで塗り替えるべきかを、職人の目線でお話しします。

    この記事の内容

    1. チョーキングとは?
    2. なぜ白い粉が出るのか
    3. 自分でできる確認方法(30秒)
    4. 粉の出方で分かる「劣化の段階」
    5. 放っておくとどうなる?
    6. チョーキングが出たらやること
    7. 塗り替え費用の目安
    8. まとめ・無料相談

    1. チョーキングとは?

    チョーキング(白亜化)とは、外壁の塗膜が紫外線や雨風で分解されて、表面が粉状になる現象です。

    チョーク(黒板の白いチョーク)のような粉がつくので、この名前で呼ばれています。

    粉の正体は、塗料の中の「顔料(色のもと)」です。塗料は本来、顔料を「樹脂」という接着剤のような成分で包んで壁にくっつけています。その樹脂が壊れると、包まれていた顔料がむき出しになって、手でこすると粉として取れてしまうのです。

    2. なぜ白い粉が出るのか

    一番の原因は紫外線です。そこに雨・熱・風が加わって、少しずつ樹脂が劣化していきます。

    なので、チョーキングは次のような場所から先に出ます。

    チョーキングが出やすい場所

    ・南側・西側の壁(日当たりが強い)
    ・2階の壁(屋根や軒の影が少ない)
    ・ベランダの手すり壁
    ・雨がよく当たる面

    逆に、北側や軒の下は粉が出にくいので、「北側はきれいなのに南側だけ粉が出る」というのはよくあることです。壁の一部でも粉が出ていれば、塗膜全体が寿命に近づいていると考えてください。

    3. 自分でできる確認方法(30秒)

    道具はいりません。手のひらだけで確認できます。

    確認のしかた

    ① 晴れた日に、南側か西側の壁を選ぶ
    ② 手のひらで壁を軽くこする(指先ではなく手のひら全体で)
    ③ 手のひらを見る

    白い粉(壁が色つきなら、その色の粉)がついていたら、チョーキングです。

    注意点:雨のあとや朝露で壁が濡れていると粉がつきません。乾いているときに確認してください。また、ホコリや土汚れと間違えやすいので、こすった手を軽くはたいてもうっすら残る「粉っぽさ」があるかどうかで判断します。

    4. 粉の出方で分かる「劣化の段階」

    粉のつき方で、だいたい次のように判断しています。

    段階1|手のひらにうっすら白くつく

    初期です。まだ塗膜は残っています。今すぐ塗り替えなくても大丈夫ですが、「そろそろ準備する時期」と考えてください。1〜2年のうちに計画を立てるのがおすすめです。

    段階2|はっきり白くつく・こすった壁の色が薄くなる

    塗膜の保護機能がかなり落ちています。塗り替えのタイミングです。この段階で塗り替えると、下地の補修が少なくてすみ、費用も抑えられます。

    段階3|粉が多く、ひび割れやコケ・カビも出ている

    塗膜がほとんど機能していない状態です。早めに点検を受けてください。雨水が壁の内側に入り始めている可能性があります。

    5. 放っておくとどうなる?

    チョーキング自体は、壁がすぐに壊れるものではありません。ただ、「塗膜が水をはじけなくなっている」という合図なので、そのままにすると次のように進んでいきます。

    ① 壁が水を吸うようになる
    ↓
    ② コケ・カビ・藻が生える(北側で目立つ)
    ↓
    ③ 塗膜が浮く・はがれる、ひび割れが広がる
    ↓
    ④ サイディングの反り・割れ、モルタルの浮き
    ↓
    ⑤ 壁の内側に水が入り、下地や柱がいたむ

    ⑤まで進むと、塗装だけでは直らず、外壁材の張り替えや下地の補修が必要になります。塗り替えの何倍もの費用になることも珍しくありません。

    だから私は、粉が出ているうちに塗り替えるのが一番お家に優しく、結果的に一番安く済むとお伝えしています。

    6. チョーキングが出たらやること

    自分で粉を洗い流しても、解決にはなりません。粉は塗膜が壊れた結果なので、洗ってもまた出てきます。

    やることはシンプルで、塗装業者に点検してもらい、塗り替えの計画を立てることです。

    ちなみに塗り替え工事では、このチョーキングの粉をそのままにして塗ることはできません。粉の上に塗ると、新しい塗料がくっつかずにすぐはがれてしまうからです。私の現場では、高圧洗浄で粉を完全に落とし、乾かしてから下塗りという順番を必ず守っています。「見えないところほど丁寧に」が、私の現場のやり方です。

    7. 塗り替え費用の目安

    一般的な30坪くらいの一戸建てで、外壁塗装はおおよそ80万〜130万円が目安です(足場・洗浄・下地処理・3回塗りを含む)。使う塗料のグレードや、ひび割れ補修・シーリング打ち替えの量で変わります。

    費用の内訳や塗料ごとの違いは、別の記事でくわしく書きます。正確な金額は、実際にお家を見て、壁の面積と傷み具合を測ってからでないと出せません。

    8. まとめ

    ・壁をこすって白い粉がつく=チョーキング=塗り替えのサイン
    ・原因は紫外線。南側・西側・2階から先に出る
    ・確認は晴れた日に手のひらでこするだけ
    ・うっすら→準備の時期、はっきり→塗り替え時期、ひび割れも→早めに点検
    ・放っておくと壁が水を吸い、塗装だけでは直らなくなる
    ・粉が出ているうちの塗り替えが、一番お家に優しく、一番安い

    「粉がついた」だけでもお気軽にどうぞ

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    20年以上、現場を見てきたこの目で、お家を診断します。
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