カテゴリー: 外壁塗装

  • 外壁を触ると白い粉がつく「チョーキング」は塗り替えのサイン|放っておくとどうなる?

    土居建装|堺市美原区・大阪南部の外壁・屋根塗装
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    外壁を手でこすったら、白い粉がついた——。

    それは「チョーキング現象」といって、外壁の塗り替え時期を知らせる一番わかりやすいサインです。

    私は塗装の現場に20年以上立ってきましたが、点検に伺ったお家のほとんどで、まずこの粉を確認します。粉の出方を見れば、塗膜がどれくらい弱っているかがだいたい分かるからです。

    この記事では、チョーキングとは何か、自分でできる確認方法、放っておくとどうなるか、どのタイミングで塗り替えるべきかを、職人の目線でお話しします。

    この記事の内容

    1. チョーキングとは?
    2. なぜ白い粉が出るのか
    3. 自分でできる確認方法(30秒)
    4. 粉の出方で分かる「劣化の段階」
    5. 放っておくとどうなる?
    6. チョーキングが出たらやること
    7. 塗り替え費用の目安
    8. まとめ・無料相談

    1. チョーキングとは?

    チョーキング(白亜化)とは、外壁の塗膜が紫外線や雨風で分解されて、表面が粉状になる現象です。

    チョーク(黒板の白いチョーク)のような粉がつくので、この名前で呼ばれています。

    粉の正体は、塗料の中の「顔料(色のもと)」です。塗料は本来、顔料を「樹脂」という接着剤のような成分で包んで壁にくっつけています。その樹脂が壊れると、包まれていた顔料がむき出しになって、手でこすると粉として取れてしまうのです。

    2. なぜ白い粉が出るのか

    一番の原因は紫外線です。そこに雨・熱・風が加わって、少しずつ樹脂が劣化していきます。

    なので、チョーキングは次のような場所から先に出ます。

    チョーキングが出やすい場所

    ・南側・西側の壁(日当たりが強い)
    ・2階の壁(屋根や軒の影が少ない)
    ・ベランダの手すり壁
    ・雨がよく当たる面

    逆に、北側や軒の下は粉が出にくいので、「北側はきれいなのに南側だけ粉が出る」というのはよくあることです。壁の一部でも粉が出ていれば、塗膜全体が寿命に近づいていると考えてください。

    3. 自分でできる確認方法(30秒)

    道具はいりません。手のひらだけで確認できます。

    確認のしかた

    晴れた日に、南側か西側の壁を選ぶ
    手のひらで壁を軽くこする(指先ではなく手のひら全体で)
    手のひらを見る

    白い粉(壁が色つきなら、その色の粉)がついていたら、チョーキングです。

    注意点:雨のあとや朝露で壁が濡れていると粉がつきません。乾いているときに確認してください。また、ホコリや土汚れと間違えやすいので、こすった手を軽くはたいてもうっすら残る「粉っぽさ」があるかどうかで判断します。

    4. 粉の出方で分かる「劣化の段階」

    粉のつき方で、だいたい次のように判断しています。

    段階1|手のひらにうっすら白くつく

    初期です。まだ塗膜は残っています。今すぐ塗り替えなくても大丈夫ですが、「そろそろ準備する時期」と考えてください。1〜2年のうちに計画を立てるのがおすすめです。

    段階2|はっきり白くつく・こすった壁の色が薄くなる

    塗膜の保護機能がかなり落ちています。塗り替えのタイミングです。この段階で塗り替えると、下地の補修が少なくてすみ、費用も抑えられます。

    段階3|粉が多く、ひび割れやコケ・カビも出ている

    塗膜がほとんど機能していない状態です。早めに点検を受けてください。雨水が壁の内側に入り始めている可能性があります。

    5. 放っておくとどうなる?

    チョーキング自体は、壁がすぐに壊れるものではありません。ただ、「塗膜が水をはじけなくなっている」という合図なので、そのままにすると次のように進んでいきます。

    壁が水を吸うようになる

    コケ・カビ・藻が生える(北側で目立つ)

    塗膜が浮く・はがれる、ひび割れが広がる

    サイディングの反り・割れ、モルタルの浮き

    壁の内側に水が入り、下地や柱がいたむ

    ⑤まで進むと、塗装だけでは直らず、外壁材の張り替えや下地の補修が必要になります。塗り替えの何倍もの費用になることも珍しくありません。

    だから私は、粉が出ているうちに塗り替えるのが一番お家に優しく、結果的に一番安く済むとお伝えしています。

    6. チョーキングが出たらやること

    自分で粉を洗い流しても、解決にはなりません。粉は塗膜が壊れた結果なので、洗ってもまた出てきます。

    やることはシンプルで、塗装業者に点検してもらい、塗り替えの計画を立てることです。

    ちなみに塗り替え工事では、このチョーキングの粉をそのままにして塗ることはできません。粉の上に塗ると、新しい塗料がくっつかずにすぐはがれてしまうからです。私の現場では、高圧洗浄で粉を完全に落とし、乾かしてから下塗りという順番を必ず守っています。「見えないところほど丁寧に」が、私の現場のやり方です。

    7. 塗り替え費用の目安

    一般的な30坪くらいの一戸建てで、外壁塗装はおおよそ80万〜130万円が目安です(足場・洗浄・下地処理・3回塗りを含む)。使う塗料のグレードや、ひび割れ補修・シーリング打ち替えの量で変わります。

    費用の内訳や塗料ごとの違いは、別の記事でくわしく書きます。正確な金額は、実際にお家を見て、壁の面積と傷み具合を測ってからでないと出せません。

    8. まとめ

    ・壁をこすって白い粉がつく=チョーキング=塗り替えのサイン
    ・原因は紫外線。南側・西側・2階から先に出る
    ・確認は晴れた日に手のひらでこするだけ
    ・うっすら→準備の時期、はっきり→塗り替え時期、ひび割れも→早めに点検
    ・放っておくと壁が水を吸い、塗装だけでは直らなくなる
    ・粉が出ているうちの塗り替えが、一番お家に優しく、一番安い

    「粉がついた」だけでもお気軽にどうぞ

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  • シーリング(コーキング)の打ち替えはなぜ必要?増し打ちとの違い・劣化のサイン・費用を一級塗装技能士が解説

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    外壁塗装の基礎知識

    シーリング(コーキング)の打ち替えは、なぜ必要?

    増し打ちとの違い・劣化のサイン・費用の目安を一級塗装技能士が解説

    執筆:土居建装 代表 土居(一級塗装技能士・現場歴20年以上)

    「外壁の板と板の間のゴム、ひび割れてるけど大丈夫?」
    「見積もりに『シーリング増し打ち』と書いてあるけど、打ち替えと何が違うの?」

    サイディング(板を貼った外壁)の家で、雨漏りの原因として一番多いのが、このゴムの部分(シーリング)です。外壁の板そのものより先に傷みます。

    この記事では、堺市で外壁・屋根塗装をしている土居建装が、シーリングの役目、劣化のサイン、「打ち替え」と「増し打ち」の違い、費用の目安を、現場の目線でお伝えします。

    この記事の内容

    1シーリングとは?何のためにあるのか

    2劣化のサイン:こうなったら打ち替え時期

    3「打ち替え」と「増し打ち」の違い

    4打ち替えの手順(ここを省くとすぐ切れる)

    5費用の目安と、塗装と一緒にやるべき理由

    6まとめ

    無料相談はこちら

    シーリングとは?何のためにあるのか

    シーリング(コーキングとも言います)は、外壁の板と板の継ぎ目や、窓のまわりに入っているゴムのような材料です。役目は2つ。

    雨水が入るのを防ぐ板と板の間の隙間をふさいで、壁の中に水が入らないようにする
    家の動きを吸収する家は温度や地震でわずかに動く。シーリングが伸び縮みして、板が割れるのを防ぐ

    つまりシーリングは「防水のゴムパッキン」です。ここが切れると、外壁の板がどれだけきれいでも、壁の中に水が入ります。

    どこに入っているか

    サイディングの家なら、板と板の縦の継ぎ目(目地)、窓や玄関ドアのまわり、換気口のまわり、外壁と屋根の取り合いなどです。1軒で合計100〜200mくらい入っています。モルタル(塗り壁)の家は目地がないので、窓まわりなど一部だけです。

    劣化のサイン:こうなったら打ち替え時期

    シーリングの寿命は7〜10年。外壁の塗装(10〜15年)より先に傷みます。ご自宅の目地を、近くで見てみてください。

    表面に細かいひび割れ紫外線で硬くなり始めたサイン。まだ水は入っていないことが多い
    痩せて、へこんでいるゴムの成分が抜けて縮んでいる。板との間に隙間ができ始める
    板との境目がはがれている(隙間が見える)ここから水が入る。打ち替え時期
    割れて、奥の黒い部分(ハットジョイナー)が見える完全に切れている。壁の中に水が入っている可能性大
    シーリングの下の外壁が黒ずんでいる・反っているすでに水を吸っている。板の交換が必要になることも

    現場からのアドバイス

    目地を指で押してみてください。弾力があれば大丈夫。カチカチに硬い、または爪でかくとポロポロ落ちるなら、もう防水の役目をしていません。特に南側・西側(日当たりが強い面)から先に傷みます。

    「打ち替え」と「増し打ち」の違い

    見積書でよく見る2つの言葉です。手間も持ちもまったく違うので、必ず確認してください。

    打ち替え増し打ち
    やり方古いシーリングを全部取り除いて、新しく入れる古いシーリングの上から新しいものを足す
    持ち新しい塗料と同じくらい持つ(10年前後)古い部分が残るので、そこから劣化する(3〜5年)
    手間カッターで切り取る作業が入るので、時間がかかる早い。安い
    向いている場所板と板の目地(基本はこちら)窓のまわりなど、取り除くとサッシを傷める場所

    結論として、板と板の目地は「打ち替え」が基本です。目地の増し打ちは、古いシーリングが痩せていて厚みがない上に薄く乗せるだけなので、すぐに切れます。「安いから」と増し打ちにすると、次の塗り替えより先にやり直しになります。

    逆に、窓まわりは「増し打ち」が正解のことが多いです。窓の裏には防水シートがあり、古いシーリングを無理に取ると、そのシートを傷つけて雨漏りの原因になるからです。

    見積書でここを見る

    「シーリング 一式」ではなく、「目地:打ち替え 〇m」「窓まわり:増し打ち 〇m」と分けて書いてあるのが、分かっている業者の見積書です。全部「増し打ち」の見積もりは、安い理由がここにあります。

    打ち替えの手順(ここを省くとすぐ切れる)

    打ち替えは「古いのを取って新しいのを入れる」だけに見えますが、間に大事な工程があります。

    手順内容省かれやすい所
    ① 撤去カッターで古いシーリングを切り取り、目地の奥まできれいに取る奥に古いのが残っていると、新しいのが密着しない
    ② 清掃目地の中のホコリ・古いカスを取る
    ③ マスキング目地の両側にテープを貼って、仕上がりの線をきれいにする
    プライマー接着剤の役目をする液体を目地の両面に塗るここを省くと、数年ではがれる。一番省かれやすい
    ⑤ 充填シーリング材をたっぷり入れる(厚み10mm前後)薄いと切れやすい
    ⑥ ならしヘラで押さえて、板に密着させる
    ⑦ 乾燥塗装の前に、材料に合った時間乾かす(1〜3日)乾く前に塗ると塗膜が割れる

    特に④のプライマーは、塗ってしまえば見えないので省かれやすい所です。土居建装では、プライマーを塗った状態の写真を撮ってお渡しします。

    「塗装の前」と「塗装の後」、どっちに打つか

    塗装の前に打ち替えて、上から塗料をかぶせるのが「先打ち」。塗装のあとに打つのが「後打ち」。基本は先打ちです。シーリングの上に塗膜が乗るので、紫外線から守られて長持ちします。ただし塗料とシーリングの相性で塗膜が割れることがあるので、そのときは後打ちにするか、割れにくい塗料を選びます。ここは現場を見て決めます。

    費用の目安と、塗装と一緒にやるべき理由

    一般的な2階建て(目地+窓まわりで150m前後)の目安です。

    工事単価の目安1軒の目安
    目地の打ち替え900〜1,200円/m10〜15万円
    窓まわりの増し打ち500〜800円/m3〜5万円
    シーリング工事 合計13〜20万円

    ※シーリング材の種類(変成シリコン・ウレタンなど)、目地の幅・深さ、家の形で変わります。

    塗装と一緒にやるべき理由

    シーリングの打ち替えには、2階の目地に届くための足場が必要です。足場代は15〜20万円前後。シーリングだけのために足場を組むと、工事費より足場代のほうが高くなります。だから外壁塗装と同じタイミングでやるのが、結局いちばん安いです。

    逆に言うと、外壁塗装の見積もりにシーリングが入っていない場合、次にやるときは足場代がもう1回かかります。「今回はシーリングはやらなくていいですよ」という提案は、安く見せているだけのことが多いです。

    土居建装の場合

    サイディングの家の塗装では、目地は打ち替え、窓まわりは増し打ちを基本にして、見積書にそれぞれのm数と単価を書きます。プライマーを塗った写真、充填後の写真を工程ごとに撮ってお渡しします。

    まとめ

    シーリングは「防水のゴムパッキン」。寿命は7〜10年で、外壁より先に傷む南・西側から先に劣化
    ひび・痩せ・はがれが劣化のサイン。指で押して硬ければ寿命黒い奥が見えたら要相談
    目地は「打ち替え」が基本。「増し打ち」は窓まわりだけ全部増し打ちの見積もりは要注意
    プライマーを省くと数年ではがれる。写真で確認を見えない工程ほど大事
    費用は13〜20万円が目安。足場が要るので塗装と一緒に別々にやると足場代がもう1回

    目地のゴムが気になったら、写真を1枚送ってください。打ち替えが必要か、まだ大丈夫かを、写真を見てお答えします

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    写真を送っていただくだけでも、おおよその状態と費用感をお答えします。
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    一級塗装技能士・足場作業主任者・有機溶剤・アスベスト・ハーネス
    この記事を書いた人:土居建装 代表 土居

    現場歴20年以上の一級塗装技能士。現地調査から足場・塗装・引渡し後の点検まで、すべて自分の手で行っています。「見えないところほど丁寧に」が信条です。

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