グランセラベストで屋根を塗ってみた|無機ハイブリッドの遮熱屋根塗料を、実際に塗った一級塗装技能士が正直に評価します

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屋根塗装の実例

グランセラベストで屋根を塗ってみた

無機ハイブリッドの遮熱屋根塗料を、実際に塗った一級塗装技能士が正直に評価します

執筆:土居建装 代表 土居(一級塗装技能士・現場歴20年以上)

「グランセラベストって、実際どうなの?」
「遮熱塗料で屋根を塗ったら、本当に艶が出るの?」

カタログの性能は、メーカーのページを見れば分かります。でも、缶を開けたときのにおい、ローラーで塗ったときの伸び、乾いたあとの硬さは、塗った人にしか分かりません。

この記事では、堺市で外壁・屋根塗装をしている土居建装が、2026年10月の現場で日本ペイントの「グランセラベスト」を使った感想を、写真と一緒にそのままお伝えします。塗った直後の評価なので、長持ちするかどうかは今後見ていきます。

この記事の内容

1今回の現場と、使った塗料

2塗ってみた感想(におい・伸び・硬さ・艶)

3仕上がりの写真(記事の最後に)

4塗った手順

5グランセラベストはどんな塗料か

6どんな方に向いているか

7まとめ

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今回の現場と、使った塗料

今回の現場
建物セメント瓦の屋根・2階建て
下塗り日本ペイント サーモアイシーラー(遮熱用の下塗り)
中塗り・上塗り日本ペイント グランセラベスト
色クールライトグレー(遮熱色)
塗った回数下塗り1回+中塗り1回+上塗り1回の3回

今回は遮熱塗装なので、下塗りも遮熱用のサーモアイシーラーにしています。下塗りと上塗りをセットで遮熱にすることで、屋根の温度上昇を抑える性能が出る仕組みです。

塗ってみた感想(におい・伸び・硬さ・艶)

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におい:それほどきつくない溶剤系の屋根塗料としては、缶を開けたときも塗っているときも、においは思ったよりきつくなかった。それでも溶剤なので、お客様には窓を閉めてもらっている
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施工性:よく伸びるローラーでよく伸びて、塗りやすい。伸びが良い塗料は、ムラなく均一に塗りやすい
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硬さ:乾いたあとの塗膜がしっかりしている乾いたあとの硬さがしっかりしている印象。屋根は日と雨を一番受ける場所なので、塗膜の硬さは大事
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艶:だいぶ出る塗り終わって日が当たると、写真のとおり。光沢感は非常に優れている

現場からの本音

屋根の塗料は、塗っている最中は「どれも同じ」に見えます。差が出るのは、乾いたあとの硬さと、数年後の色あせ。グランセラベストは、乾いたあとの塗膜がしっかりしている手応えがありました。色あせについては、これから見ていきます。

仕上がりの写真(記事の最後に)

上塗りが終わった直後の屋根の写真を、この記事の一番下にまとめて載せています。1枚目は屋根の全景(クールライトグレー、セメント瓦の寄棟)、2枚目は棟の近くを逆光で撮ったもので、艶の出方が分かります。どちらも加工はしていません。

塗った手順

日やることここが大事
塗る前高圧洗浄で汚れ・コケを落とす。屋根のひび割れなどを補修する汚れの上に塗っても塗料はくっつかない。ひびは塗る前に直す
1日目下塗り:サーモアイシーラーたっぷり塗って、傷んだ瓦の表面を固め、上塗りとの密着を高める
2日目中塗り:グランセラベスト下塗りを1日乾かしてから。塗料ごとに決められた乾燥時間を守る
3日目上塗り:グランセラベスト中塗りを1日乾かしてから。ムラなく均一に、塗り残しなく

屋根は外壁より乾燥に時間をかけます。今回は、下塗り→中塗り→上塗りをそれぞれ翌日にして、3日で仕上げました。屋根の傷みが強い場合は、下塗りを2回にすることもあります。

グランセラベストはどんな塗料か

ここからは、日本ペイントのカタログに書いてあることを、私の言葉でまとめます。

無機と有機の「いいとこ取り」

塗料の樹脂には、無機(ガラスや石に近い成分)と有機(一般的な塗料の成分)があります。無機は燃えにくく、紫外線にとても強くて、光沢感が高い。ただし硬くて割れやすい。有機は柔軟性がある。グランセラベストは、無機の光沢感・紫外線への強さと、有機の柔軟性をハイブリッドした塗料です。屋根のように日と雨を一番受ける場所で、高い耐候性・耐久性を出すための組み合わせです。

ラジカル制御

一般的な塗膜は、紫外線が当たると、顔料から「ラジカル」という塗膜を壊す物質が出て、劣化が進みます。グランセラベストは、特殊な光安定剤を複数配合してラジカルを抑えることで、耐候性を高めています。ラジカル制御型の塗料は、品質・性能・コストパフォーマンスのバランスが良く、長い目で見ると塗り替えの回数が減って、お住まいのメンテナンス費用の削減につながります。

遮熱

屋根の温度上昇を抑え、室内に伝わる熱を減らす塗料です。今回のように、下塗りも遮熱用のサーモアイシーラーにすることで、遮熱の効果が出ます。色は遮熱色から選びます。今回はクールライトグレーです。

防藻・防カビ

藻やカビの発生を抑えて、屋根の見た目を長く保ちます。北側など日が当たりにくい面で効いてくる性能です。

どんな方に向いているか

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屋根の暑さをなんとかしたい方遮熱で屋根の温度上昇を抑える。2階が暑い家に
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塗り替えの回数を減らしたい方無機ハイブリッド+ラジカル制御で耐候性が高い。長く住む家に
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屋根の艶・見た目を大事にしたい方光沢感が高い。塗った直後の見た目がきれい

土居建装の場合

屋根の塗料は、屋根の材質と傷み方で決めます。グランセラベストは「長持ち」と「遮熱」の両方がほしい方におすすめしやすい塗料でした。屋根だけ先に塗ることも、外壁と一緒に塗ることもできます。下塗りは必ず屋根の状態に合わせて選びます。

まとめ

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においはきつくない。よく伸びて、乾くと硬い。艶はだいぶ出る塗った職人の感想
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無機と有機のハイブリッド+ラジカル制御+遮熱+防藻防カビカタログの性能
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下塗りはサーモアイシーラー。下塗り→中塗り→上塗りを1日ずつあけて3日塗る前の洗浄と補修が土台
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長持ちするかどうかは、これから見ていく数年後にまた報告します

「うちの屋根にグランセラベストは合う?」「遮熱にすると、いくらくらい変わる?」という方は、屋根の写真を送ってください。屋根の材質と状態から、合う塗料と費用の目安をお伝えします。

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土
この記事を書いた人:土居建装 代表 土居

現場歴20年以上の一級塗装技能士。現地調査から足場・塗装・引渡し後の点検まで、すべて自分の手で行っています。「見えないところほど丁寧に」が信条です。

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